A-stories ソーラー発電はいま
背丈の伸びた草むらの中に、カバーのかけられた骨組みのようなものが見える。長野県辰野町にすむ、映画監督の鎌仲ひとみさんが見せてくれたのは、「太陽光発電所」になるはずだった場所の写真だ。
ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転」などで知られる鎌仲さんが辰野町小野地区に移住したのは2020年春のこと。近くでは18年ごろから森林伐採をする太陽光発電所の建設計画が動き出していた。
それぞれは小規模の出力50キロワット以下だが13区画あり、その後も拡大する可能性があった。
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計画を知った鎌仲さんは、直ちに仲間たちと動いた。再エネに関する条例の改正に向け、地元の町議や町に働きかけた。
町などによると、業者側は抜…